撮影の時、カメラの存在を忘れると、
本当の美しい表情が現れる。
何気ないしぐさの中に、
はっ!とする瞬間がある。
基本、撮影の時は、
オレはあれこれ言わない。
ああしてこうしてもない。
その場で好きなことや、
したいことをしている姿を、
ただ写すだけ。
かと言って、最初から最後まで、
カメラを向けている訳ではない。
こっちが余計なことをしなければ、
カメラのことを忘れている時が、
一瞬でも必ずやってくる。
そんな時こそ、奥底に隠れていた、
自然な美しい感情や表情が出るんだ。
そういう瞬間に、
そこに一緒にいられる。
それだけでこっちも幸せを感じて、
たぶん、オレも、
同じような表情や笑っているはず(笑)