今日のお題「器は大きくしない」
あしたと未来の人生を変える、
メンタルとからだのストレスケアの専門家
【佐浦あつし】です。
たまに、こんな会話、
聞きませんか?
「あのひとは、器が大きいよね。」
とか、
「アイツ、ほんっとに小さい器だわ‼」
などなど。
「度量」であったり、「包容力」であったり、
その人の「人格」の大きさを図る言葉として、
使われています。
「器が小さい」と言われれば、
決して褒め言葉じゃないのは事実です。
だからと言って、
そう言われたくない一心で、
「器が大きく」する人が、
たまにいます。
そして、致命的な間違いをする人も、
たまにいます。
「器が大きい」
↓
「小さなことを気にしない」
↓
「多少のことでは動じないようにする」
↓
「何を言われても、大きく構えている」
↓
「何をされても、グッと耐えている」
こんな思考・行動ルーチンに陥る人がいます。
つまり、
「我慢をして、耐える」ことを続けてしまうんですね。
「我慢して耐える=器が大きい」
ある意味正しくもあり、間違いでもあります。
確かに、
じぶんの感情にまかせて、
相手に向かって、カッとなったり、
あれこれ言いすぎてしまったりは、
もちろん好ましくないでしょう。
だからと言って、
何もかもグッと耐えるのも、
好ましくありません。
なぜなら、そのこと自体、
ストレスだからです。
「我慢して耐える=器が大きくなる」のは、
あくまでも対人関係のことだけなので、
「じぶんの感情を押し込めること」
じゃないんです。
他人から言われてイヤだと思ったことは、
じぶんの気持ちは確かにイヤ。
他人からこんなことされてツラいと思うことは、
確かにツラいんです。
まず、その「感情」を認めることが大事なことです。
その上で、その「感情」を外に出すことが、
もっとも大切で必要なことです。
イヤな言動をしてきた相手に、直接言えるなら、
「私は、○○(じぶんの感情)と感じたから、こうして欲しい」
などと、「私が」を主語にして、
相手に伝える。
もし、相手に直接言えなかったら、
家族やパートナーや友人、
または私みたいなカウンセラーなど、
第三者に聞いてもらう。
そうすることで、
じぶんに対するストレスを流すことができます。
器を大きくするために、
じぶんのストレスになる「感情」は、
溜めない、流す、動かす。
じぶんでストレスをマネジメントできるようになれば、
自然と「器は大きく」なります。
今日のお題「器は大きくしない」
あしたと未来の人生を変える、
メンタルとからだのストレスケアの専門家
【佐浦あつし】でした。