13.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた2

断薬生活1日目

失うものがなくなった「うつ」生活。
「抗うつ薬憎し!!」の怒りの中、
断薬生活を始めた。

 

折りしも、季節は梅雨明け後の、
ピーカン晴れが続くアツい夏。

 

うつ用4種類に睡眠薬1種類、
朝昼晩(睡眠薬は除く)飲んでたのを、
一切やめてみた。

 

もちろん「うつ」が良くなった訳でもなかったが、
日中は落ち着いて過ごせていた。

 

昼も夕方も、特に普段と何も変わることがなく、
夜を迎えた。

 

今まで、睡眠薬を手放せなかったので、
眠れるか非常に不安だったが、

 

いつもの就寝時間1:20過ぎ、
少し神経を張り詰めていたのだろう、
意外とすんなり寝ることができた。

 

 

断薬生活2日目

今日の朝もピーカン晴れ。
明るい緑の遮光カーテンの隙間から、
強い陽射しが差し込む。

 

いつもの起床時間7:45、
そんなに熟睡感はないが、
寝られた満足感でいっぱい。

 

「ひょっとして、オレ。
薬なしでも大丈夫なんじゃね!?」

 

しばらく忘れていた自信と充足感に浸りながら、
明るい展望に期待を寄せていた。

 

11:30、いつものブランチを終えて、
いつもの読書が始まったあと、
「そいつ」はやってきた。

 

 

異変発生

2冊目に取り掛かり始めた14:38、
あることに気がついた。

 

文庫本を読んでいたのだが、
ページが全く進まず、
同じところをなぞっている。

 

文字が頭に入らない。
集中力が無くなっていた。

 

「あれ、なんか疲れているのかな」
とも思ったが、

 

そうこうしているうちに、
なんだか落ち着かなくなってきた。

 

そわそわする感覚。
ふわふわして地に足が着かない感じ。

 

心拍数が上がってきて、
早まる鼓動と脈と浅い呼吸。

 

頭がガンガンする。
身体も、手、足、胸、背中、
あらゆるところがズキズキ痛む。

 

5分後には、
心臓は早鐘を乱打、頭はハンマーで打ちつけられ、
身体は包丁でめった刺しされているような痛みで、
立っていられなくなった。

 

冷や汗、震え、猛烈な悪寒、
外気温は30℃を超えているのに、
体感は冷凍庫並みに寒い。

 

たまたま、
うずくまったところが布団の脇だった。

 

かろうじて潜り込んで、
タオルケットと毛布を引っ被って、
全身丸めてぎゅっと握り締める。

 

さらに、5分後、
さまざまな症状と痛みは、
スゥーッと引いていった。

 

そわそわする感覚。
ふわふわして地に足が着かない感じも、
消えていった。

 

それが「そいつ」の始まりだった。

 

でも、それは、

 

まだ、「始まりにすぎない」というのを、
後に思い知らされることとなった。

 

「健康コラム」
1.ストレスとは?
2.ストレスの良し悪し
3.ストレスの「見える化」
4.ストレスの種類
5.ストレスが伝わる経路
6.セロトニン神経の役割
7.セロトニン神経の習性
8.「抗うつ薬」は怖いのか?
9.セロトニン神経の活性方法(太陽)
10.セロトニン神経の活性方法(リズム運動)
11.セロトニン神経の活性方法(グルーミング)
12.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた1
13.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた2 ←★いまココ

14.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた3

15.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた4

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