8.「抗うつ薬」は怖いのか?


▼目次

  1. 「抗うつ薬」は怖いのか?
  2. 抗うつ薬の役割
  3. 薬が効き始めたら
  4. 安定させているだけ
  5. 魔法の呪文(呪縛!?)
  6. 抗うつ薬だけでは「うつ」は治らない
  7. 「うつ」や「プチうつ」はこうして解消する

 

前回は、「セロトニン神経」の習性についてお話ししました。
一度働きが落ちると、回復するまで最短約3ヶ月かかります。

 

今日は、「うつ」になった時に精神科や心療内科で出される、
「抗うつ薬」の役割について、お話しします。

 

 

1.「抗うつ薬」は怖いのか?

このページを見て頂いているあなたは、
少なくとも「抗うつ薬」を使いたくないと思っているはずです。
なぜなら、「抗うつ薬」が怖いと思っているから

 

では、改めてお尋ねします。
なぜ「抗うつ薬」が怖いと思っているのでしょうか?

 

実際、ウチに来てくれた方にきいてみると、
「抗うつ薬」が怖いと思っている方の半数以上は、
「何となく」と答えています。

 

つまり、
「抗うつ薬」が何なのかよくわからないからなんですね。
そして、何なのかよくわからないから不安になる

 

さらに不安が増して、
うつになったら「抗うつ薬」は飲み続けなければならない
という誤解が生まれて、ますます不安で怖くなる、
という悪循環にハマっている方が多いんです。

 

なので、まずは、
「抗うつ薬」の役割についてお話しをします。

 

 

2.抗うつ薬の役割

あなたを悩ましている「ストレス」が積み重なって、
「セロトニン神経」が弱まって脳機能が低下、
「うつ」になったとします。

 

たいていの方は、心療内科か精神科に受診に行きます。
そして、診察が終わると、何種類かの薬が処方されます。

 

ほとんどの場合、その中に「抗うつ薬」として、
SSRI(選択性再取り込み阻害薬)という働きがある薬が出ます。
名前で言えば「ルボックス」「パキシル」「デプロメール」などです。

 

これらの薬の働きを、ひとことで言うと、
セロトニンの再取り込みの働きを邪魔をする
ということ。
セロトニン神経の働き1セロトニン神経の働き2

狙っている効果としては、
リサイクルさせないようにすることで、
脳内セロトニンの濃度を一定に保つ
役割をします。

 

 

3.薬が効き始めたら

「SSRI」のおかげで、
脳内のセロトニン濃度が一定しだすと、
脳の機能は落ち着きを見せ始めます。

 

では、このまま快方に向かう…、
と考えるのは早計でして、

 

確かに、安定は見せ始めて、
このままイケると思ってしまうのですが、
大きな落とし穴があるのです。

 

 

4.安定させているだけ

もう一度、「SSRI」の役割を、思い出してみて下さい。

 

SSRI(選択性再取り込み阻害薬)とは、すなわち、
セロトニンの再取り込みの働きを邪魔をする
訳なのですが、

 

そう、
セロトニンの流れをせき止めているだけで、
セロトニンを増やしている訳ではない。

 

そして、
「セロトニン神経」の働きを回復させている訳でもない。

 

だから、仮に、その状態で「SSRI」の服用を止めてしまうと
セロトニンのリサイクルシステムが再稼働始めて、
脳内セロトニンの濃度が、さらに下がり始めます

 

 

5.魔法の呪文(呪縛!?)

よく、ちょっと安定したときに、良くなったとカン違いをして、
薬を勝手に止める方がいます。

 

あるいは、
薬の量を勝手に減らし始めたりします。

 

ですが、ほとんどの場合、
上記の理由で、確実に悪化していきます

 

そんな事を繰り返して、
低いレベルで、良くなったり悪くなったり、
する訳です。

 

そこから、

「抗うつ薬は止めちゃいけないんだ」

「うつになったら、薬を飲み続けなければならないんだ」

「抗うつ薬は、常習性が強くなって、依存症になる」

多くの誤解が生まれる結果になりました。

 

そして、必殺のキメ台詞、
「抗うつ薬を飲み続けなければ、治りませんよ」
という呪縛に囚われ続ける
ハメになるのです。

 

そういう訳なんですが、
「抗うつ薬を飲み続けなければ、治らない」
というのは、実は、半分だけ当たっています

 

正確に言うなら、
「セロトニン神経が活性化していない内は、
抗うつ薬を飲み続けなければ、治りません」
ということなんです。

 

 

6.抗うつ薬だけでは「うつ」は治らない

ここで、もう一度おさらいをします。

 

「うつ」状態の脳内は、セロトニンが不足しています。
「SSRI」は、そのセロトニン不足の脳の状態を、
最低レベルで保っている訳です。

 

別な言い方をすれば、
「これ以上、状態を悪くしないために使っている」
と言えます。

 

私は、いまだに、
「抗うつ薬」を飲んでいるだけで「うつ」が治ったという人に、
会った事がありません

 

実際、私も「抗うつ薬」で「うつ」は治りませんでしたから。

 

もし、そういう方がいたとしたら、それは、
「セロトニン神経」を活性化させることを、
同時に偶然行っていたということです。

 

もしくは、その方の状態が、
そもそも「抗うつ薬」を必要としていなかった
ということです。

 

 

7.うつやプチうつは、こうして解消する

もし、あなたが、
「うつ」や「プチうつ」を解消したいならば、

 

弱ったセロトニン神経を復活させる
ことをすればいいのです。

 

多くの心療内科や精神科のドクターは、
薬を処方することはしても、

 

セロトニン神経を活性化させて「うつ」を治すやり方までは、
教えてくれません。

 

セロトニン神経を活性化する方法は、
次の3つです。

1.太陽の光を浴びる

2.リズム運動をする

3.グルーミングをする

 

具体的な方法については、
次回以降お話しします。

 

「健康コラム」
1.ストレスとは?
2.ストレスの良し悪し
3.ストレスの「見える化」
4.ストレスの種類
5.ストレスが伝わる経路
6.セロトニン神経の役割
7.セロトニン神経の習性
8.「抗うつ薬」は怖いのか? ←★いまココ

9.セロトニン神経の活性方法(太陽)

10.セロトニン神経の活性方法(リズム運動)
11.セロトニン神経の活性方法(グルーミング)
12.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた1
13.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた2
14.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた3
15.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた4

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