5.ストレスが伝わる経路


▼目次

  1. ストレスが伝わる経路がある
  2. ストレスの経路は2つある
  3. 身体的なストレス経路
  4. 精神的なストレス経路

 

1.ストレスが伝わる経路がある

前回は、「ストレス」の種類が、
大きく分けて4つあるとお話しました。

 

今回は、ストレスがあなたや私のからだに、
どの様に作用して悪影響を及ぼすか、話をします。

 

 

2.ストレスの経路は2つある

あなたや私のからだにストレスが加わると、
反応症状が起きます。

 

実は、ストレス反応の経路には、

身体的な症状や痛みを発症する経路」
精神的な症状や痛みを発症する経路」

の2種類あることがわかっています。

 

それを図式に表したのが、こちら。

ストレス模式図

 

3.身体的なストレス経路

まずは、身体的なストレス症状を引き起こす経路を説明します。
(図の右側の話です)

 

外面的(物質的・化学的)ストレス、あるいは、
内面的(心理的・身体的&生理的)ストレス、が加わると、
それらが情報として、身体の中に張り巡らせた神経を通ります。

 

身体の中に張り巡らされた神経を通って、
最初に脳の「視床」に行きます。

 

次に、大脳皮質あるいは大脳辺縁系を介して、
ストレス中枢の視床下部にある「室傍核」に届きます。

 

「室傍核」は、CRHという「副腎皮質刺激ホルモンを出すホルモン」を出します。

 

「CRH」は、下垂体を刺激して、
ACTHという「副腎皮質刺激ホルモン」を放出します。

 

放出された「ACTH」は、副腎皮質を刺激して、
副腎皮質そのものの肥大と、ストレスホルモンである、
副腎皮質ホルモン「コルチゾール」を分泌します。

 

この「コルチゾール」の分泌量が増えることによって、
高血圧糖尿病胃潰瘍白内障などを引き起こします

 

ちなみに、この「副腎皮質ホルモン」は、
薬にも使われる物質だったりします。

 

有名なものでは、「ステロイド」。
聞いたことがありますよね?
アトピー性皮膚炎や火傷の治療に使われています。

 

つまり、「副腎皮質ホルモン」は、
あなたや私のからだに必要な物質ですが、

 

分泌される量が多いと、からだに悪影響を及ぼす
いわば諸刃の剣の存在なのです。

 

 

4.精神的なストレス経路

次に精神的なストレス症状を引き起こす経路を説明します。
(図の左側の話です)

 

外面的(物質的・化学的)ストレス、あるいは、
内面的(心理的・身体的&生理的)ストレス、が加わると、
それらが情報として、身体の中に張り巡らせた神経を通ります。

 

身体の中に張り巡らされた神経を通って、
最初に脳の「視床」に行きます。

 

次に、大脳皮質あるいは大脳辺縁系を介して、
ストレス中枢の視床下部にある「室傍核」に届きます。

 

ここまでは「身体的なストレス経路」と同じです。

 

ここから違うのは、届いた情報は、
脳幹という場所にある「縫線核」に行きます。

 

脳幹のほぼ中央にある「縫線核」には、
「セロトニン神経」があります。

 

徐々に「セロトニン神経」の働きを阻害することで、
「脳内セロトニン」の放出量と濃度が低下します。

 

「脳内セロトニン」が不足することにより、
やがて「うつ病」「パニック障害」「自律神経失調症」など、
精神的なストレス症状や病気が引き起こされてしまうのです。

 

ちなみに、セロトニン神経がある脳幹は、
脳の中でも最も深い位置に存在します。

 

最も深い位置に存在しているということは、
進化の歴史の中でも古い時代に構成されている、

 

つまりは、あなたや私の生命維持に関わる、
とても重要な場所なんですね。

 

次回は、「セロトニン神経」の役割と
それが具体的に「うつ」「自律神経失調症」にどう結びつくのか、
お話していきます。

 

「健康コラム」
1.ストレスとは?
2.ストレスの良し悪し
3.ストレスの「見える化」
4.ストレスの種類
5.ストレスが伝わる経路  ←★いまココ

6.セロトニン神経の役割

7.セロトニン神経の習性
8.「抗うつ薬」は怖いのか?
9.セロトニン神経の活性方法(太陽)
10.セロトニン神経の活性方法(リズム運動)
11.セロトニン神経の活性方法(グルーミング)
12.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた1
13.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた2
14.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた3
15.【抗うつ薬】を勝手に止めてみた4

Homeへ戻る


カテゴリー

PAGE TOP